立体感の描き方 イラスト初心者の為のお絵描き講座  

てんぱです。

平面を立体にするには、何を意識すればいいのでしょうか?

今回は、僕なりに、立体感の描き方を説明したいと思います。

立体感の描き方

立体感の描き方を考えるには、

カクカクしたものと、丸いもので分けて考えると、

わかりやすいと思います。

それぞれみていきましょう。

 

カクカクしたものの立体感の描き方

カクカクしたものの立体感の描き方の説明を、

立方体を使って説明していきたいと思います。

 

奥へ行く形を描く

カクカクしたものの立体感は、

奥へ行く形を描く!

この考え方で、出すことができます。

では、奥へ行く形とはなんなのかを説明します。

図1

こちらに立方体が1つあります。

しかし、今のままではただの平面的は四角形に見えてしまいますね。

この立方体の見ているところをわかりやすく図にしてみましょう。

図2

こちらは図1の立方体を見ている状況を表した図です。

図1の四角形は、図2のカメラの位置から見えている図だと考えてください。

また、この講座では人間の目をカメラとして据えていきます。

その方が今後考えやすいのです。

青い点線は、カメラから見えている範囲です。

そして、奥へ行く形というのは図2の赤い枠と黄色で示した形です。

図1の面は、カメラに対して水平で、奥へ伸びていないのに対し、

黄色と赤の面は、カメラから奥の方へ形が伸びているのがわかると思います。

これが、奥へ行く形です。

再び図1を見てみましょう。

図1

こちらの図1は、図2の立方体に対して、

真正面から見ているので、奥へ行く形が見えていないのです。

だからペラペラのただの四角に見えるのです。

では、こちらに奥へ行く形を書き加えてみましょう。

まずは右の面を書き加えて見ます。

どうでしょう。一気に立体感が出ました!

こちらは線で奥へ行く形を書き加えましたが、

色で表現することもできます。

こんな感じです。これも立体に見えますね。

で、右側が見えるということは、カメラ位置は

先ほどより右側に行っているということです。下図のようにです。

青い点線が、カメラの見える範囲です。

これは誰でもわかる当然のことなのですが、

カメラが立方体に対して、正面より少し右に行けば右面が見えますし、

正面より少し左に行けば左面が見えます。

正面より少し上に行けば上面が見えますし、

正面より少し下に行けば、下面が見えます。

自分でサイコロなどを持ってやってみると、わかりやすいです。

しかし、真正面に立ってしまうと、正面しか見えず、図1のような、

ただの四角形になってしまうのです。

立体感を描くには、立方体を真正面から描かないと簡単なのです。

逆に真正面から立体的に描くのは、絵のプロでもなかなか難しいことです。

立体感がないな、、、と思ったら、カメラ位置を変えて、

奥へ行く形が描けないか試してみましょう。

もう1例あげてみましょう。

正面から捉えたので、立体感が出ない、、

じゃあ少しカメラ位置を変えて、奥へ行く形を描いてみよう!

左がカメラ位置を左上に変えた例、

右がカメラ位置を左下に変えた例です。

よくわからない読者様は、立方体を手に持って確認してみてください。

すぐにわかると思います。

 

2つ以上の面を描く!

先ほどの章では、奥へ行く方を描く!

そのためにカメラ位置を動かそう!

なんて難しい言い方をしました。まあ、確かにこれも大事な考え方

なのですが、

2つ以上の面を描く!

と、簡単に考えることもできます。

例えば、先ほどと同じ図ですが、

こちらは1つの面、すなわち2つ以上の面ではないので、

立体的には見えません。

しかし、

このように、2つ以上の面が見えていると、

立体的に見えるわけです。

もちろん2つ以上の面なので、3面見えてもOKです。

これでも立体的に見えす。

 

形の変わり目を描く!

奥へ行く形を描く!

2つ以上の面を描く!

と、いろんな言い方をしてきましたが、

こう考えることもできます!

形の変わり目を描く!

おそらく、この考え方が一番考えやすい簡単だと思います。

その上おそらく一番重要な考え方です。

じゃあ、先に言えよという感じですが、

すみません、、この説明の順序の方がわかりやすいと思ったのです、、、。

では、例をみていきましょう。例えば、

先ほどからなんども出ているこの形は、

奥へ行く形を描けていますし、2つ以上の面も描いています。

もちろん、形の変わり目も描けていますので、立体に見えます。

しかし、次の例はどうでしょう。

 

こちらは、立方体に見えないこともないですが、

四角にただ縦線が引いてあるあるだけにも見えます

しかし、条件からいえば、奥へ行く形も描けていますし、

2つ以上の面が見えています。

しかし、奧へ行く形の、形の変わり目がしっかりと描けていないので、

四角にただ縦線が引いてあるのだか、立方体なのだか、

曖昧な形に見えちゃうのです。

先ほどの例のように、線を少し曲げて、奥に行っている形だよと、

形の変わり目をはっきりさせてあげましょう!

そうすれば、立体感が強くなります。

ここら辺の線の曲げ具合などは、パースの話になってきますので、

また記事を描きたいと思います。

今はとりあえず、線を曲げて、形の変わり目をはっきり描いて、

奥に行ってるように描いちゃえ!くらいに思っていてください。

 

厚みをつける

立体感を描くっていうのは、

厚みをつける!

という風にも言い換えることもできます。

こちらの形も、言い換えれば、四角に厚みがついた。

という風に言い換えることができます。

ペラペラの紙も、漫画雑誌みたいに重なり厚みが出れば、

必然的に立体感も出ますよね?そういうことです。

今回は、

テキストの例を見てみましょう。

この平面的なテキストに、厚みをつけて、

立体的にしてみましょう。

厚みをつけると、いっきに立体感が出ました。

ちなみに、厚みの部分は、先ほども説明したように、

形の変わり目がわかりやすいと良いです。

上の例では、線は内側に向かっていませんが、

厚みの部分を濃い色で表現して、わかりやすくしています。

形の変わり目がわからないと、

こんな感じになってよくわからない感じになりますからね。

形の変わり目を描くっていうのは、とっても重要なのです。

丸い形の場合はどうすればいいのか?

次に、丸い形の場合はどうすれば良いのかをみていきましょう。

丸い形もカクカクした形同様、

奥へ行く形を描く!

2つ以上の面を描く!

形の変わり目を描く!

ってことが重要になってきます。

厚みをつける!っていうのはややこしいので、

とりあえず丸い形の場合は忘れてください。

では、

早速みていきましょう。

これはなんに見えるでしょうか?

おそらく、ただの四角に見えるでしょう。

しかし、これは上からみると、こうなっています。

円形です。つまり、先ほどのただの四角に見える図は、

円柱形を真正面から描いた図なのです。

カメラ位置をみてみましょう。

 

青い点線が、カメラの見える範囲です。

先程の図は、上図の赤いラインが見えていたわけです。

しかし、上図の緑と黄色のラインで示したような、丸まって奥へ行く形が、

表現できていません。

加えて、黄色いラインで示した部分が、

一番手前に出っ張って見えなければならないはずなのに、

それも表現できていません。

先程の図では、カメラ位置が真正面だったので、緑と黄色のラインの、

丸まって奥へ行く形が水平に見えてしまっていたわけです。

自分でコップを持って、コップを目の真正面に持ってくると、

コップの縁の部分が水平になるのがわかると思います。

では、どうしたら良いのか?

というと、もう答えは出ているようなものですが、

このように、少し上からみて、上面を描き、丸みの形を説明するか、

下からみて、底面の形を描き、形の丸みを説明すれば良いわけです。

奥へ行く形を描く!

2つ以上の面を描く!

形の変わり目を描く!

全部合致してますでしょ?

では、

上図のように描くことは絶対避けられるのか?と、いうと、、

結構こういう見え方でも描くことはあります。

例えば電柱とかは、長いので上の方が切れて、丸みを説明する形を

描けません、そういう場面はよくあります。

ではどうすればいいのかというと、

影をつけます。

実際にやってみましょう。

1つだけ影をつけます。

最初のうちはこれだけでもいいと思います。

なんだかもの足りないな〜、という人は、もう1つより濃い影をつけてみましょう。

 

影1つだけの時よりも、より円柱っぽくなりました。

これでも物足りない人は、もう1つ濃い影をつけてみましょう。

さらに円柱っぽくなりました。

ちなみに、こちらの例では、影をだんだん濃くして描いて行きましたが、

だんだん影を薄くするやり方でも大丈夫です。

どういうことかというと、

こういうことです。

実際に描くときはこうなることが多いです。

詳しく書くとややこしくなるので、またライティングの時に、お話します。

 

まん丸の形の時はどうすればいいのか?

まん丸の形っていうのは非常に面白いです。

どの角度からみても、丸だからです。

こちらの形は上からみても、横からみても、斜めからみても、

形は変わりませんよね。

なのでこちらも影をつけて表現しましょう。

さあ球体になったぞ!!

と、いうと、そうでもありません、、、、。

実は球体の影のつけ方は色々説明すると、結構ややこしいのです。

詳しいことは、また球体の描き方で説明するとして、

ここでは一番簡単な方法をご説明します。

最初はそれだけ覚えておけば十分だと思います。

それがこの方法。こんな感じでちょっと丸っこい影をつける方法です。

結構球体に見えるでしょ?

もちろん、これで物足りない人はもう一段階増やしてもいいです。

より、立体感が出ました!

また、円柱の時と同様、逆のパターンでもいいです。

影をだんだん薄くしていくってやつね。

ん!これでも立体に見えます!

様々な例でみてみよう!

では、ここからは様々な例でみてみましょう!

先ほどあげた論理的な説明に、無理やり結びつけなくてもいいですからね!

論理的に結びつけばそれでいいし、

結びつかなければ、なんとなく感覚でわかる!

そんな感じでいいです。

では、簡単な例から順次みていきましょう。

まずは、簡単に描いた瓶です。

左は奥へいく形がわかりづらいのに対し、

右は少し上から覗き、さらに影をつけたので、立体感が少し出てます。

次の例をみてみましょう。

こちらはロケットです。一番左は立体感がありませんが、

真ん中は影をつけて少し立体的に、一番右は下からみて、

形の変わり目を描くことによって、立体感を出しています。

次に、色のついた例をみてみましょう。

こちらは醤油差しです。

左側は、形のわかるような奥へいく形がありませんが、

右の例のように少し上からみることによって、

円柱形だということがわかり、立体感がでます。

次は本です。

左側はペラペラすぎて紙に見えますね。

右はしっかりと厚みが描いてあって、しっかりと本に見えます。

厚みを描くことで、本だということがわかりやすくなります。

もちろん、薄いものでも、厚みを描くと立体感が出ます。

例えばこちらのスマホ。

薄いものは厚みを描くのをよく忘れちゃうんですが、

厚みを描くと完成度が上がるのでオススメです。

次にキャラクターをみてみましょう。

こちらの丸型のキャラクターは、

左は立体感がないのに対し、右は立体的に見えると思います。

先ほどやった球体の影のつけ方をキャラクターに合わせただけです。

もちろん、こういった鉛筆のような細いものでも、

影を入れ、形の変わり目を少し表現するだけで、

立体的になります。

最後にバナナの例をみてみましょう。

こちらのバナナ、

一番左は、形の変わり目を描いていない、立体感のない例です。

真ん中は、線だけで形の変わり目を表現し、立体感を出しています。

そして、一番右側は線と色、両方で形の変わり目を表現しています。

 

絵柄によって表現の仕方は好きなものを選べばいいのです。

色々試して遊んでみましょう!

 

まとめ

立体感は

奥へ行く形を描く!

2つ以上の面を描く!

形の変わり目を描く!

厚みをつける!

で、描くことができます。

特に、形の変わり目を描く!ってことは重要です。

どんな立体を描くにも当てはまりますからね。

どれか1つ! ってなったらこれを覚えておきましょう。

と、いうかこれだけでいいです。考え方も簡単ですし。

あとのものはわかりやすく解説するために説明したと思っておいてください。

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