今日は、イラストの構図の考え方の一つ、
ルプソワールを解説いたします。
非常にシンプルなのだけれど、即効性が高く、
また、効果も大きい非常にいいこと尽くしなので、
ぜひ活用してみてください。
めちゃくちゃ空間がでます。
説明するより、観ていただいた方が早いと思うので、
早速観てゆきましょう。

小さい山があります。この時点では、空間は出ていません。
しかし、
この手前に、さらに山を描くと、

どうでしょう、
先ほどよりは空間が出た感じがしませんか?
手前に、さらに山を描くことによって、
先ほど描いた小さな山が、後ろへ追いやられます。
このように、
手前に何かものを描くことによって、描いてあるものを
後ろへ追いやり、空間を出すことを、ルプソワールとか言ったりするのです。
さらに、手間えに山を描いてみましょ。

さらに空間がでましたね。
基本的には、重ねれば重ねるほど、空間は広がっていきます。
また、
これまでは手前にものを描いて、空間を出す説明をしましたが、
後ろにものを描いて、描いてあるものを手前へ押し出して、
空間を作ることもできます。
後ろに雲を描いてみましょう。

かなり空間が広がりましたね。
このような単純な絵でもこれほど効果が出ます。
非常に簡単で、面白い技法なので、ぜひ使ってみてください。
[…] ルプソワール […]